前回からのつづきです。
息子3ヶ月になってだいぶ生活が落ち着いて・・・
それまでも、基本的に毎日息子をスリングやベビーカーに乗せて近所のお散歩はしていました。
でも、もっと同じくらいの子供を持つママと情報交換などをしたいなと思うようになりました。
以前お話したように、支援センターはまだ早いと思い込んでいたため、じゃあ習い事をするしかそういうママ達と知り合えないと思った私は、情報誌で見つけたベビーマッサージに行くことにしました。
最初はドキドキでした。
私をよく知る友達などにはビックリされるのですが(おそらく私りょうでんは、どちらかと外向的なタイプのようです)、実は小心者というか臆病な面が。
そのため、新しい環境というものに人一倍恐れを感じるのです。
しかも、子供を産んで初めての世界に突入。
ママ友グループとか既にあって、入っていけないんじゃないかなどと不安いっぱい。
情報誌の書き方だと初めて開講されるベビマだと思い、それならグループが出来てないから入っていきやすいかなと申し込みました。
でも、実は半年くらい前から既に開講されていたようで、やはりグループは多少ありましたが、かといって入っていきにくい感じでもなく、その中の何人かのママさんと仲良くなりました。
ただ、勉強を再開しようと考えていた直前、ちょうど一昨年末ころ。
その先生から、年明けから3月いっぱいまでは冬場なので休講するとお話しが。
その間、ベビマに通っていたママでサークルを作るということで私も誘ってもらいました。
週一回、半日なのでどうしようかとも思いました。
でも、自分自身、勉強と育児の両立生活というものがどんなに大変か想像もつかず、とてもじゃないけどサークルに参加しながら勉強に、そして家業の手伝いは無理かなとその時は思い、お断りしました。
今思えば、通ったら通っただったと思います。
でも、しなくてはいけない事を沢山抱えると、不器用な私はテンヤワンヤになりがち。
なので、これはこれで良かったのかも知れません。
ところで、私はセンターや習い事で知り合うママには
自分が税理士試験を目指しているということ、FPであることは基本的に言っていませんでした。それは、ママ社会の中で目立ちたくないというのもありますが、あと一科目で税理士合格とはいえ、育児しながら本当に合格できるという自信がなく、下手に話してこれで受からなかったら格好悪いしな・・・という理由のほうが大きい気がします。
それくらいに、昨年の私は合格という結果をつかむまでは、「いいよね~、のんびり育児できて、主婦は」的な言葉をかけられたりすると、心の中で「ただ主婦している訳ではなく、子供が寝ている間は勉強してるし、合格登録すれば税理士なのに。ああ、でも結果出してないからそんなことも言えない・・・」と思い、日々自分の置かれたある意味不安定な状況に悶々としていたのでした。
でも、いざ合格してみて。
今も家業手伝いをしている間は基本的に育児中心の主婦生活を送っているのですが、上記のようなことを言われても、別にどうとも思わなくなりました。
第一、育児業だって立派な職業と胸をはって言えますし、合格したからってそんなに偉い存在になる訳でもないということも再認識しました。
(税理士にあまりに憧れていたので、合格するとそれだけでスゴイと若干勘違いしていた自分が恥ずかしくすらなります・・・)
また、ママさんに「仕事は?」と聞かれても、多少話しても良さそうな方には堂々と自分の実情を話すようになりました。子供をもう1人産んで育児が落ち着いてから登録しようか、今しようか迷っていることも話したママもいます。
五科目揃うまでは、その常々置かれた状況下で、「今はここにいるけど私は合格すれば税理士合格者なんだ」的にいつも思い、その置かれた状況に納得していないようなことがありました。
今思えば、それは
合格しきっていない不安が私をそうさせていて、もし合格しなければ結局はこの置かれた状況のままなんだと感じるのが怖かったのだと思います。
でも、
その時々も過程ではなく、私の人生の大事な日々で、もっと満足しながら歩んでも良かったのかも知れません。
それにしても、この9年ほどの受験時代は、知識吸収だけでなく、精神的にもかなり成長させられました。
短期で合格するに越したことはないと思います。試験は年々難しくなるのが常ですから。
でも、長いか遅いかはその人それぞれのライフプランによっても異なりますし、長ければ長いなりに絶対に学ぶ点は多いと思うのです。(もちろん周りの人の理解を得られる有難い状況下でのみ長い受験生活は実現するのですが)
ですから、単に合格するための受験ではなく、「合格後こういうことがしたい」という実現のためのツールとしての資格取得は自分の納得のいくところまでチャレンジしても良いと私は思うのです。
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