今日運転していたら、前の車の人が運転しながら漫画を読んでいました。
信号待ちではなく、
運転中!です。片手で。
後続のこっちがヒヤヒヤです。
ただそこまで危ないことではないのですが、実は私も運転中(でも信号待ちですが)に本を読んだことがあります。
とは言っても、勉強の本。特に事務所勤務時代はよくしていました。
大きく分けて、
テープで税理士講座を受けていたときに、それから
理論暗記のときに、の2つの状況でやっていました。
(ちなみに以下の文章はあくまで私の体験談であり、事故については責任を持てませんので、皆さんの責任の範囲内で参考になさって下さい)
税理士受験二年目、基礎がしっかりしていない簿記論はCS講座(当時はDVDやWEBはありませんでした。)で上級講座を、基礎がしっかりしていた財務諸表論は
テープで上級講座を受けていました。
財務諸表論に自信があったというよりはむしろ、両方を映像で見る時間がなかったというのが一番の理由です。
映像は二時間、音声は一時間半、しかも私が持っていたテープ再生機は三倍速つきだったので、家で聴くときは一時間くらいでした。それでも時間がないときに、前述の運転中にテープを聴くということをしていました。
通勤時、それから一週間のうち半分以上はお客様回りでしたのでその最中、テープはつけっぱなし。
基本的には耳からのみ吸収、たまに信号待ちで助手席に置いたテキストを確認します。
運転中では足りない視覚からの知識習得は家に帰ってから。
以前お話ししたように、多くの資格試験はいったん知識が習得できれば後は練習あるのみです。
一年目はともかく、二年目以降は余計にその傾向は強く、その年の財務諸表論の講座は、一般クラスで習わなかったことのみの習得に努め、後は復習のための受講と割りきっていました。
そんな私にはこの運転しながら聴く方法は、
時間の節約にはもってこいでした。
そして運転中の
理論暗記。
これに関しては、税理士受験の八回に渡ってずっとしていました。
理論暗記テキストは常に助手席に。
あらかじめ、運転前にその日車の中でアウトプットしたい理論は覚えておくのが理想です。
運転中は、その頭に入った条文を口でモゾモゾ言ったり、頭の中で反復などアウトプットしながらきちんと覚えているか確認します。
で、覚えていないフレーズがあれば、その場でテキストで確認、と言いたいところですが運転中の場合は信号待ちで確認。
そして、信号が青になればまたアウトプット。
暗記がままならない時期は、なかなかこの運転中にアウトプットする作業は難しいですが、暗記が進んでくる直前期はテキストの大半の条文は頭に入ってるので、大変効率的でした。
たまにテキストを見る程度で、あとは運転前ひたすらアウトプット。
特に
子供がいた去年は、理論暗記の半分は運転中にしていたと思います。
今でこそ昼寝時間は固定ですが、0歳時の去年はバラバラ。
寝ると思って寝かせたのにフライングなんてしょっちゅう。
家でフライングすると、日によっては「えー、どういうこと?」とガックリくることがあり、子供がぐずついてきたら、着替え、お茶、お菓子、オムツ、そしてテキストを抱えてすぐに車へ行くようにしていました。
車の揺れで寝る子は多いらしく、うちも車では寝るというのがよくありました。
なので、運転中に寝かしながら私はアウトプット。寝てくれたら、スーパーなどの駐車場に停車して私は勉強。起きたら帰宅。
ただ30分ほど車を揺らしても寝ないときは、眠くてぐずついているわけではない目安と思い、帰宅していました。
寝なくても、家で寝かしてフライングしたときのガックリはないですし、ましてや寝ても寝なくても私としては勉強できるので、この運転中に理論暗記をアウトプットする方法は画期的でした。
事務所勤務時代によく、昼時間に車でお昼を食べたり、勉強したり、勤務後は専門学校に行く最中に片手にパンを持ちながら運転したりというのがあったので、車の中で何かをするというのは全く抵抗ありませんでした。
ただ誤解のないように。
運転しながら考え事をするようにアウトプットするだけで、運転に神経を払うのが大前提です。
そして信号待ちのチラ見も、信号に神経を配った中での一瞬です。
前述のテープ講座を運転中に聴くのは、子供を乗せなくてはいけない今は危なくてできません。
運転に自信がある、テキストをあまりチラ見しなくても理論暗記をアウトプットできる、という場合に参考にしていただく程度でお願いします。お勧めはしません。
先程も書きましたが、
事故については責任を持ちませんので、皆さんの責任の範囲内で参考になさって下さい。
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